交感神経を刺激する食品を避ける
食べ過ぎなければ問題ない食品ですが、化学物質過敏症を発症し交感神経が刺激されている状態のときは、なるべく避けた方がいいと言えます。代表的な成分と食品
カフェイン | コーヒー、紅茶、お茶、コーラ |
テオブロミン | ココア 、チョコレート |
カプサイシン | 唐辛子 |
カフェイン
カフェインは刺激が強い物質ため、健康な人でも摂りすぎないように指摘されています。カフェインを接収すると目が覚めるのは、交感神経を刺激しているからです。 コーヒーを飲むと胃が痛くなると言う人もいますが、コーヒー自体が胃を荒らしているのではなく、交感神経が刺激されて胃液の分泌量が増え、胃酸によって胃が荒れるという仕組みです。
化学物質過敏症になるとストレスも多いため、胃を守るためにもカフェインは避けた方がいい成分になります。
ノンカフェインの飲み物
カフェインレス、カフェインフリーとも言われています。
ノンカフェインコーヒー (デカフェ) デカフェとは、本来カフェインを含む食材からカフェインを取り除いたものを言います。現在はデカフェと言うと、ほとんどカフェインレスコーヒーを指します。 昔に比べて種類が豊富になりました。インスタントでも味はカフェイン有りのタイプと大差ないため、コーヒー好きな人にはお薦めです。 ヨーロッパではデカフェ率についての規制がありますが、日本には存在しません。 カフェインレスと書いていても、どれも数パーセントは残っています。良心的な商品は、カット率が表示されています。 注意点 カフェインの抽出方法について 化学物質を使ってカフェインを取り除いているタイプがあります。 有機溶媒抽出と言われ、以前はベンゼン、クロロホルム、トリクロロエチレンが使われていました。シックハウスの原因としてあげられる物質と同じです。 最近は安全性を考慮されてジクロロメタンが多くなっていますが、これも目や皮膚の炎症、吸い込むと中枢神経の刺激など、危険が残る物質です。 カフェインの抽出方法を表示している商品が好ましいと言えます。 ルイボスティー 南アフリカ原産の植物で、 「赤い潅木」と呼ばれています。名前の通り、お茶にするときれいな赤い色が出ます。リン、カルシウム、カリウム、マグネシウム、 ナトリウムなどのミネラルが豊富で、抗酸化作用のあるフラボノイドが含まれているため、アレルギー改善にも効果があるとされています。 健康茶ブームで需要が増えたため、多く出回るようになりまた。薬っぽい味がするという人もいるため、好みが別れるかもしれません。種類が豊富で、味が微妙に異なる場合も多い。 その他のノンカフェインの飲み物 麦茶、ハーブティー、昆布茶、生姜湯、オルゾなど。 |
テオブロミン
カフェインよりもソフトに刺激するため、健康食品としても売られています。血行を良くし、集中力、記憶力をアップさせたり、リラックス効果があります。
血行をよくする=交感神経を刺激と言うことなので 、少しでも刺激を避けたい人は摂取しない方が良さそうです。大量に摂取しなければ大丈夫とは思いますが、念のため。
カプサイシン
ダイエット効果のある成分として有名ですが、カプサイシンを取ると痩せるというのは、エネルギー代謝を良くして脂肪を燃焼させるからです。代謝を良くする=交感神経を刺激していると言うことになります。 カプサイシンは自律神経への配慮よりも、化学物質でのどや胃を痛めている場合に注意した方が良い食品です。