化学物資が原因の体調不良について

化学物質過敏症とシックハウス症候群
治療と専門病院について

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検査を受ける場合、化学物質過敏症やシックハウスの専門の外来があるところを選ぶ必要があります。 残念ながら専門の外来のある病院はまだ数が少なく、患者は増える一方なので、予約が取りづらいのが現状です。

化学物質過敏症、シックハウス症候群を扱う病院を探す

病院検索で探すのが便利です。

病院なび ~ 化学物質過敏症の治療が可能な病院
全国の専門外来のある病院を検索可能です (まだ数は少ないため、すべての都道府県にはないのが現状ではありますが、少しずつ増えてはいます)

※専門外来のため、予約を必要とするケースが多いです。予約が取れるまで何週間もかかる病院もあります。

※病院により設備が異なるため、診察できる内容を事前に確認するのをお薦めします。

※保険対象外の治療が多いため、治療を行うにも高額になりがちです。

なぜ専門病院でなければいけないのか

病院により治療方針が異なります。
原因を特定して避けるのが主な方針の病院もあれば、積極的にキレーション治療(体内の有害物質を点滴などで排除)を行う病院もあります。

病院で行えること  
・原因を知ること (過去に化学物質に接した機会など、問診票で確認)
・自律神経の測定
・化学物質の蓄積の検査 (ミトコンドリアの検査など)
・その他の付随する問題の検査 (重金属や遅延型アレルギーなど)
・化学物質のキレーション治療
・専門のアドバイスを受ける

治療を始める前に

化学物質過敏症の治療は、症状の原因が化学物質以外に無いことが前提になります。

例えば頭痛や胸の痛みの場合、化学物質以外に原因がある可能性も考えられます。その場合、化学物質過敏症のみの治療をすると、本来の病巣を見過ごして手遅れになってしまう可能性も出てしまいます。
化学物質以外の原因が少しでも考えられる場合は、それ以外の検査も大切です。


専門外来への個人的感想

病院 その1
~総合病院の専門外来の利用~
10年以上前になりますが、オフィスの移転に伴い化学物質過敏症が悪化したため、北里の化学物質過敏症外来に行きました。
予約は1ヶ月以上先でようやくとれたほど混み合っていました。

結果ですが・・・
かなり重度で日常生活が困難なケースでない限り、病院の必要性を感じませんでした。改善へのアドバイスが基本のため、普段から実行をしている人には、ありがたみが少ないと言えます。担当した医師も検査項目をこなしているだけという感じです。
予約が取れるまで1ヶ月以上かかり、それまで自宅で療養して症状も緩和していましたし、そのことを伝えても特に何も言わず決められた検査をしていくだけという感じで、この医師は大丈夫なのかな~という印象でした。 (他の担当医だとまた違っていたかもしれませんが)

教えてもらうアドバイスも、ほとんど知っている事ばかりでした。(しかもビデオでのレクチャーが大半)

専門外来は化学物質を遮断した特殊な造りとのアピールがされていました。
ただそこに行く前に一般的な健康診断 (採血など)を受けなければならず、混み合っている通常の外来を1時間以上かけて行うので、症状の重い人にはかなり苦痛なのでは・・・?という疑問が・・・

自律神経の活動の測定は難しく、医師が言うには 「化学物質過敏症の可能性はあるけれど、はっきりと断定まではできない・・・」 このような診断が多いそうです。
重度の症状の人でない場合、一連の検査して話を聞いて終わり・・・と言うことになってしまいます。
医師に頼る場合は、自分で行う改善方法が正しいかどうか不安のある人が個人的には良いのではないかと思います。
大病院ならではの良さは全く感じませんでした。健康診断で何か引っかかった場合は、そのまま治療を受けられるくらいでしょうか。

10年以上経ちますので今の方針はわかりませんが、次に選んだ専門病院の先生は、北里は原因を特定して避けるのがメインの方針なのだと言っていたので、大きな方針の違いはないのかもしれません・・・

病院 その2
~規模の小さい自由診療の病院の利用~
化学物質や重金属の蓄積量の検査、キレーション治療など積極的な治療方針の病院でした。
検査で分かることも多く利点もありますが、治療の大半は自由診療となるため高額となります。治療は半年~1年と長いペースで行う必要があり、治療の効果が出るかどうかも未知数のため、かなりの忍耐力が必要でした。(通院して1年になる頃にコロナ禍ということもあり、治療をギブアップしました・・・)


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