化学物資が原因の体調不良について

サプリメントの種類
表示義務やラベルの見方について

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一般的なサプリメントは「健康食品」と呼ばれる部類になります。
「健康食品」には、はっきりとした定義がないため、しっかりと見極める必要があります。  

サプリメントの種類

ベース・サプリメント
(健康維持)
体に必要な基本の栄養素をバランスよく配合したもの
ベースサプリメント、マルチビタミン、マルチミネラル
ヘルス・サプリメント
(病気予防)
体の調整機能をサポートするもの
ローヤルゼリー、青汁、食物繊維など
オプショナル・サプリメント
(治療目的など)
薬効成分があるもの
高麗ニンジン、イチョウ葉エキス、ハーブ、薬草など。
アンチエイジングをうたった製品も含まれる。
コエンザイムQ10、 ヒアルロン酸など。
ハーブ系のサプリは他に比べ、トラブルが多いと言われるので注意が必要。

サプリメントの表示義務

表示項目
  • JAS(日本農林規格)では以下の表示が義務づけられています。
    [名称、 原材料名、 内容量、 賞味期限、 保存方法、 製造業者の氏名・住所など]
  • 健康増進法により、以下の表示が義務づけられています。
    [熱量(カロリー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム]
これらの表示がないものは、まず避けた方がいいです。

原材料名 の確認
天然成分か、合成かを見分けることができます。
ビタミンC、ビタミンAなどと表示されていれば合成です。 天然の場合は、アセロラ、ブルーベリーエキスなど、成分の元になった材料名が書かれています。

天然成分の方が体内への吸収率が合成よりも高いと言われます。 せっかく飲んでも、体内に吸収されなければ意味がないため、できれば天然成分のものを選びたいところですが、天然の方が値段が高いことが多いため難しいところです。

余分な成分が含まれてないか
製造過程や保存のために添加物が使用されています。
危険視のある添加物がないものを選んだ方が良いと言えます。
特に化学物質過敏症になると、微量でも反応する恐れがあります。
増粘剤・充填剤・結合剤 (錠剤の形にするために使用)
ショ糖脂肪酸エステル
(シュガーエステル)
ショ糖(砂糖)と天然植物油由来の脂肪酸を原料として作られる界面活性剤。他の界面活性剤に比べて、安全性に優れているとされる。
レシチン 界面活性剤の1つ。危険性の指摘はでていない。
甘味料
ソルビートル
ソルビトール
ブドウ糖の仲間。砂糖と同じくらい安全とされている。
アスパルテーム とうもろこしから生産される。
消費団体などが頭痛やめまいなどの危険性を訴えていたが、厚生労働省は否定している。
カンゾウ抽出物
( グリチルリチン酸)
100mg/日を摂取した成人大多数では副作用は生じなかったが、敏感な人ではこの量より低いレベルの暴露で生理的影響が生じている。カンゾウ菓子類やカンゾウのハーブティを多く摂取する人は、暴露量が100mg/日を超える危険性がある。
ステビア抽出物 食品添加物として認可されているのは日本とブラジルのみ。他国では発ガン性などの疑いにより認められていない。
着色料
タール色素 通常の使用量では発ガン性がないとされるが、現在使用されている色素の一部について動物実験の結果等から発ガン性があるという研究者の報告がある。
葉緑素
(クロロフィル)
(クロロフィリン)
ホウレンソウ、クロレラなどの植物が原料。
危険性は低いとされている。
これらはほんの一部です。 添加物は安全を主張する団体と、危険視する声の両方があるケースがあります。
サプリメントは毎日飲む食品ですので、不審に思う添加物が入っていれば、調べてみた方が良いでしょう。

アメリカ製のサプリメントについて

日本のサプリメントと比べると、成分の含有量が多く、値段も手ごろなものが多いため人気があります。

含有量の基準が厚生労働省のデータと欧米では異なるため、1日分の含有量が多すぎるものもあります。カルシウムや鉄など、過剰摂取が気になる成分は注意する必要があります。

アメリカでは「サプリメント健康・教育法(DSHEA)」と呼ばれる法律で管理されており、効果の裏付けなど情報開示の義務があります。 食品医薬品局で管理・チェックされているため、不当な表示のサプリメントを売ることはできません。

サプリのメーカーは数が多いため、全てがチェックされているのか判断が難しいです。メジャーなブランドなど、実績がある会社のものを選びたいです。


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