化学物質過敏症とシックハウス症候群を考える

病院について


検査を受ける場合、化学物質過敏症やシックハウスの専門の外来があるところを選ぶ必要があります。 残念ながら専門の外来のある病院はまだ数が少なく、その半面患者は増える一方なので、予約も取りづらいのが現状です。

なぜ専門病院でなければいけないのか

化学物質過敏症の診断には、主に自律神経の活動を調べる特殊な診察を行います。特殊な医療器材のため、一般ののアレルギー科では設置されていません。また患者への専門的なアドバイスが必要になりますが、一般の病院ではその知識のある医師がいません。

専門病院であれば、一般病院では得られない対処方法もアドバイスしてもらますし、化学物質過敏症を理解してくれる人がいるということが精神的な支えにもなります。

一般の病院では

目やのどの痛みなど、症状を押さえる薬をもらう程度なら一般病院でも大丈夫です。最近は化学物質過敏症の理解があり、症状を緩和できそうな薬を処方してくれる医師もいます。(専門的なアドバイスは期待出来ないですが…)

現在の症状が化学物質以外の病気である可能性もあるので、検査を受けること自体は無駄にはならないです。ただ、未だに化学物質過敏症を理解していない医師も多くいます。

専門病院での治療について

病院により治療方針が異なります。
原因を特定して避けるのが主な方針の病院もあれば、キレーション治療(体内の有害物質を点滴などで排除)を行う病院もあります。

病院で行う主なこと  
・ 原因を知ること (過去に化学物質に接した機会など、問診票で確認)
・ 自分の症状のレベルを知る (血液検査や自律神経の測定など)
・ 専門医のアドバイスを受ける

高額な治療費

化学物質過敏症はまだ国から正式に認められた病気ではないため、保険がききません。 そのため治療費が高額になってしまいます。

治療を始める前に

化学物質過敏症の治療は、症状の原因が化学物質以外に無いことが前提です。

例えば頭痛や胸の痛みの場合、化学物質以外に原因がある可能性も考えられます。その場合、化学物質過敏症のみの治療をすると、本来の病巣を見過ごして手遅れになってしまう可能性も出てしまいます。

化学物質以外の原因が少しでも考えられる場合は、それ以外の検査も大切です。

専門外来への個人的感想

10年以上前になりますが、オフィスの移転に伴い化学物質過敏症が悪化したため、北里の化学物質過敏症外来に行きました。
予約は1ヶ月以上先でようやくとれたほど混み合っていました。

結果ですが・・・
かなり重度で日常生活が困難なケースでない限り、自分はあまり病院の必要性を感じませんでした。改善へのアドバイスが基本のため、普段から実行をしている人には、ありがたみが少ないと言えます。担当した医師も検査項目をこなしているだけという感じです。
教えてもらう内容も、ほとんど知っている事ばかりでした。(しかもビデオでのレクチャーが大半)

自律神経の活動の測定は難しく、医師が言うには 「化学物質過敏症の可能性はあるけれど、はっきりと断定まではできない・・・」 こういう患者さんが圧倒的に多いそうです。    

医師に頼る場合は、自分で行う改善方法が正しいかどうか不安のある人や、重度の症状の人でない場合、検査して話を聞いて終わり・・・と言うことになってしまいます。  


<追記 2018.05>
化学物質過敏症の専門外来を探してみたところ、昔に比べて増えていました。病院検索などのサイトでも見つけられるようになっています。
病院についてはこちら

専門外来が増えるのは嬉しいことですが、 保険がきかないため自由診療となり、検査や治療がどうしても高額になることが多いのが難点です・・・
病院により検査できる内容や対処法にも差があります。どのような治療方針なのかを最初に知っておくことも大切です。

現在新しい専門外来を試しています。検査に時間がかかるのでゆっくりにはなりますが、進展がありましたらご報告できればと思います。



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